着物と長襦袢の寸法違いで起こる現象

  • 肩幅が同寸で、袖巾が狭い時
    袖口で長襦袢の控えがおおくなる。
  • 肩幅が同寸で、袖巾が広い時
    着物の袖口から、長襦袢の袖がみえる。
  • 裄の寸法が適正で、着物と長襦袢との割合が違う時
    肩幅が広い時は、少しぐらいは目立たない。
    肩幅が狭い時は、袖の袂(たもと)から、長襦袢の袖が出る。
    (このケースが一番対応がむつかしい。)

中古の着物を着こなすポイント

最近、中古の着物を、買われる方が結構おられます。

中古の着物は、袖巾、肩幅、両方とも狭く作られている着物が多いです。

裄の寸法の違う着物を、多数持たれると
長襦袢と寸法を合せるのが、たいへんです。

特に、最近は裄の寸法が大きくなり、
長襦袢、半襦袢の寸法と合わせるのに、
皆さん苦労されています。

袖口から長襦袢がはみ出す場合は

袖口から長襦袢がはみ出してしまう、という場合は、
当たり前ですが、長襦袢が大きすぎることが考えられます。

簡単な解決方法は、袖をマジックテープで取り外しする、
「うそつき袖」付二部式襦袢で、対応することです。

または仕立てによって、長襦袢のサイズを小さくすることをお勧めします。